俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)

身体……?
ハッと気づくと身体中が熱くなってしまった。
そうだった……。

「大丈夫……です」

「それならいいのだが……まぁ
とにかく座っていろ。
昨日の残りを温めているだけだし」

社長も恥ずかしいのか頬を赤らめながら言ってきた。
お互いに意識してしまう。

「あ、ありがとうございます」

お言葉に甘えて座らしてもらった。
チラッと見るとアダムとミチルは、
すでにエサを食べていた。
あれ、ベルが居ない?

やっぱり昨日の事で
まだケージに籠っているのかしら?
どうしよう。
このまま出て来なかったら……。

しゅんと落ち込みながら見ていると
アダムかピクッと反応した。

そしてエサを食べるのをやめてベルが居る
ゲージの方に行ってしまった。
どうしたのかしら?

不思議そうに見ているとアダムは、
何かを咥えてこちらに来た。
よく見てみるとベルの首根っこを咥えていた。
ベルは、小さく手足をジタバタさせていた。

「ニャーニャー」

必死に鳴いているベルだったがアダムは、
私に差し出してきた。

えっ?私に抱っこしろと?
でも、昨日怖がらせて指を噛まれたし
もしまた、嫌がられたら……。

するとアダムは、さらにベルを突き出してきた。
私は、思わず両手でベルを受け取った。
あれ?大人しい……。

< 23 / 92 >

この作品をシェア

pagetop