俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)

えっ?新田(にった)さんが!?

私は、言われた通りにインターホンに出ると
確かに彼だった。
新田さんは、社長の専属秘書だ。

慌てて玄関のドアを開ける。すると
「おはようございます。奥様」とキリッとした
表情で頭を下げてきた。

奥様……!?
慣れない単語に驚いてしまった。
どう考えても私は、奥様と言う単語が
似合うとは思えないし。

「おはよう……ございます」

「社長と奥様をお迎えにあがりました」

えっ……?私も!?
私は、また驚いてしまった。
社長は、当たり前だけど私は、
結婚してもただの社員だし……ってきり
自力で行かないといけないと思っていた。

「いえ……私は、1人で大丈夫ですから」

慌てて否定をしようとする。
そんなことをしてもらうなんて申し訳ない。

「何を言っているんだ?俺の妻なら
一緒に出勤するのが当然だろう」

すると社長が呆れたようにこちらに現れた。
あ、社長!?でも……。
私は、本当にいいのか戸惑ってしまう。

「おはようございます。社長」

新田さんは、深々と頭を下げてきた。
黒髪七三分けで眼鏡をかけており
相変わらず真面目な感じの人だ。

「うむ。ほら、行くぞ。美織
今からだと1人で行っても出勤時間に
間に合わなくなるぞ?」

新田さんの挨拶に社長は、軽く答えると
社長は、そう言ってきた。
その際にカバンを新田さんに渡していた。

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