俺様社長は、動物愛好家!?(新しく修正終了)

「実は、今日病院に行ったら
妊娠していたんです。3ヶ月目って言われて」

私は、モジモジとしながら説明した。
すると社長は、私を思いっきり
抱き締めてきた。

「そうか。やったな。美織!!」

「はい……」

期待通りにはしゃぐにように喜んでくれた。
私も嬉しくなる。
何より社長が喜んでくれてホッとした。

「今日は、お祝いだな。しかし無理はするなよ?
もうお前1人の身体ではないのだからな」

「フフッ……大丈夫ですよ~」

心配をする社長を見ていたら
クスクスと笑えてしまった。
私は、優しくお腹を撫でて喜びを噛みしめた。

それからも社長は、無理をするなと
私を気遣ってくれて家事なども優先してやってくれた。
意外と心配性のようだ。

自分も様子を見ながら育児休暇を取ることにした。
そして月日が過ぎた頃には、お腹もかなり
大きくなっていた。8ヶ月目だ。

お腹が大きくなると移動するのも一苦労だ。
私は、ソファーに座りながら
赤ちゃん用の手袋を編んでいた。
コロコロと転がる毛糸が気になるのか
また大きなお腹が気になるのかベルは、私の
膝元で遊んでいた。

一生懸命、毛糸を触ろうとしている。
アダムは、ソファーの近くで
ミチルは、隣で眠っていた。
するとお腹の赤ちゃんが足蹴りをしてきた。

「あら、蹴ったわ!?」

私がそう言うと驚いたベルが
ニャーと鳴き出した。
するとさらにポンポンと蹴ってきた。

< 85 / 92 >

この作品をシェア

pagetop