本命同盟
第一章
充電器に差しっぱなしになった私のスマホから振動と一緒に音楽が流れる。


はっと目が覚めた。


涙でぬれた頬を指で拭う。


汗ばんだ、だるい体をベットから起こす。



「今日も学校か・・・」



シャワーを浴びて、下に降りるとリビングには誰もいない。


支度をして


鍵をかけて家を出る。






 
高校生になって大きく変わったことなんてほとんどない。



最初のころは友達出来るかとか

勉強ついていけるかとか


人並みの不安はあったけど過ぎてしまえばどうってことはなかった。









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