本命同盟
「追試の奴」


先生がそう言うと数人が肩をぴくっとさせた。


またも先生の目がギラリと光る。


「絶対落ちるんじゃねーぞ。」


何人かの顔がさあっと青くなるのが分かった。


「明後日新入生歓迎会があるからなるべく休まないように。」


それじゃ、そう言ってその日の朝の朝礼が終わった。


先生が教室から出ていくとクラス全員がほっと肩の力を落した。


「もう、先生のあの圧で人一人は殺せちゃうって」


後ろの席のみずほに声をかける。



「あはは、先生目つきは怖いけど実際そんなに怖い人でもないんじゃない?」



苦笑を浮かべながら答えるみずほにはあとため息をついた。
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