溺愛求婚〜エリート外科医の庇護欲を煽ってしまいました〜

「冗談だ」

なぜかそこにはさっきまでとはちがい真剣な表情。私の手のひらに指を絡ませ、もう片方の手で顎をクイッと持ち上げられた。

私を見下ろす瞳には熱がこもっていて、徐々に身体の奥が熱くなる。壁に優しく背中が触れると、修さんは満足そうに笑って私の唇にキスを落とした。

「んっ」

噛みつくような甘いキス。激しく唇を貪られ、身体の奥底が疼いて仕方がない。ここが病院だということも忘れそうなほど、情熱的なキスだった。

白衣の裾から中に手が入ってきて素肌に触れる。胸の方へ上がってこようとしたとき、ハッと我に返った。

「ダ、ダメ……」

「あー……」

手を止めてじれったそうな声を出す。

「今すぐ連れて帰って、思いっきり抱きたい」

耳元で囁かれ、脳が甘く刺激される。

「わ、私も……触れ合いたい、です」

だってキスだけじゃ物足りない。心も身体も修さんの全部がほしい。この指に、唇に、優しく触れてもらいたい。

「そんなかわいいことを言われたら、今すぐにでも抱きたくなるだろ」

「あー……!」と悶える姿に愛しさがこみ上げる。余裕のない姿は、なんだかとてもかわいい。なんて、そんなことを言ったら怒るだろうから言わないけれど。

「嫌だと言われても絶対に離さないからな」

「はい」

「それと今夜は覚悟しておけ。一晩では足りないくらい、愛してやる」

「なんだか、キャラが変わっていませんか?」

「これが本来の俺なんだ」

どんなあなたでも受け入れる。あなたが私を受け入れてくれたように、大きな愛で包んでくれたように。

これからもずっと、私はあなたと共に生きていきたい。

「柚、こんな俺と結婚してくれる?」

優しく笑って囁く彼に、私は満面の笑顔で頷いた。



これからもずっと、あなたの隣にいること。



それが、私の幸せ──。






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