部長は私を甘やかしすぎです!
第二十八章

俊  「竜二、どこか部屋」

竜二 「じゃあ寝室へ」


○寝室

部屋から雫の叫び声がした

雫  「痛ーーい!」

美咲 「びっくりした(笑)」

貴志 「凄い声だな」

歩  「でも、俊がしてるからな」

紀之 「そうそう」

みんなは料理を食べていく

雫  「痛い……痛い……やー、あー」

貴志 「ちょっとエロい想像してしまう」

綾  「ばーか、どっちかというとお産でしょ(笑)」

祐介 「お産てあんなに声出すんだ」

美咲 「産んだことないけど痛いって聞くもんね」

綾  「そりゃそうでしょ」




竜二 「痛い?我慢して、明日楽になるから」

雫の暴れる身体をおさえる竜二

俊  「もう一回治ったらマッサージしにきてやるから連絡くれよ」

竜二 「うん、わかった」

竜二は雫の頭をなでる

雫  「竜二さん、ティッシュ」

竜二 「うん」

雫の汗をふいてあげる

暫くすると三人が出てきた

広樹 「おっ、凄い声だったぞ(笑)」

雫  「痛かったです」

ソファーに雫は座った

俊  「竜二が少しでもほぐしてやれよ」

竜二 「わかった」

雫の隣に座り背中をさすってあげる

雫は暫くソファーにもたれていた

雫  「竜二さん料理を部屋から出してきて」

竜二 「うん」

貴志 「竜二って本当に雫ちゃんの言うことよく聞くな」

竜二 「甘えてって言ってるからな(笑)もっとワガママ言って欲しい」

美咲 「私のワガママはあまり聞いてくれなかったけど」

竜二 「ふっ、ワガママの度合いが全然違うよ」

美咲 「どこが違うんだろー」

綾  「気付かないのがそもそもじゃないの?(笑)」

俊  「確かに(笑)」

広樹 「いいんだよ、美咲のワガママは俺が聞くんだから」

竜二が料理を部屋から出してきた

竜二 「そうそう広樹にまかせとけばいいんだよ」

竜二は空いた皿を下げてダイニングに行きビールを出してくる

雫  (竜二さん、よく呑んでる。自分の好きな酢豚出してきたし)

竜二 「俺の好物~」

歩  「ピーマン苦手」

広樹 「竜二は中華行くと絶対酢豚頼むよな」

竜二 「うん」

忍  「竜二って好き嫌いなかったっけ?」

竜二 「んーあんまりないと思う」

忍  「雫ちゃん、竜二の苦手なものは?」

雫  「基本ないですね。強いて言えばお魚はあまり食べないですね。夜はビール呑むのでご飯食べないんですよ。だから刺身は食べますけど朝食に鮭焼いても骨の多いところは食べてないので最近は刺身用の鮭の短冊のを買ってきて焼いてます」

竜二 「嫌いじゃないよ」

雫  「骨取るのが面倒なんでしょ?」

竜二 「うん」

忍  「子供じゃん」

紀之 「あっ、そうだ招待状が出来たんだ」

皆に配られる

広樹 「今度奥さん連れてこいよ」

紀之 「そうだな紹介したいしな」

竜二 「雫ちゃん、これ」

竜二は招待状を見せる

竜二と雫の名前が書いてあった

雫  「えっ、私も?」

紀之 「婚約者だからね。二人でおいで」

雫  「ありがとうございます」

祐介 「そのうちみんな結婚してさ家族で集まりだしてさ、竜二が家建てて、集まりたいよな」

竜二 「何で俺?」

祐介 「お前が家建てるの早そうじゃん」

竜二 「紀之かもじゃん」

紀之 「暫くは賃貸だな、結婚式にお金いるし(笑)家建てるとしてもそんな人呼べる広い家は無理だろうな」

竜二 「結構このマンション気に入ってるんだけどな、暫くは住むよ」

雫も頷いた

雫  「私も気に入ってます(笑)」

歩  「まあ、すぐにじゃなくてもだよ。子供二人できたら考えるだろ?」

竜二 「そうだなー、子供ができれば部屋いるしなー」

雫は竜二を見た

雫  (本当に私との結婚とか将来を考えてくれてるんだな……嬉しい)

忍  「あっ、そうだ俺も彼女できた」

貴志 「忍やったな、何か次々といいこと続くよな」

歩  「みんな、一気に結婚するなよ。御祝儀がたまらんからな(笑)」

紀之 「年末は外で食おうぜ彼女紹介するし、雫ちゃんもたまには外で呑むといいよ。忍も彼女連れてくればいいし。それまでに彼女できたらみんなも連れてくればいい」

竜二 「だって、雫ちゃん。でも二次会家にくるだろ?」

祐介 「日によるよな」

終電の時間が近付く

忍  「俺、今日は帰るから」

竜二 「電車ないだろ?」

忍  「車で迎えに来てくれるって」

竜二 「結構かかるだろ?」

忍  「車の運転好きみたいでさ、友達がこっちに多いからよく出てくるらしい」

竜二 「前言ってた子か?」

忍  「うん」

竜二 「頑張ったな」

忍は照れて頷いた

みんなは忍を残して帰っていった

忍は彼女の連絡が入るまで竜二と部屋の片付けをする

忍に連絡が入り竜二と一緒に玄関を出た

暫くして竜二が戻ってきた

竜二 「ショートカットのおとなしそうな子だったよ」

雫  「コートでは凄い動きも早いのに話すとゆっくりだよね」

竜二 「そうなんだよ。テニスも一番上手くてスクールでも教えてるのに女の前じゃ上手く話せないんだよ」

雫  「みんないい人ばかりで私も楽しい。私部活とかしてなかったから仲間っていなくて羨ましい。竜二さんもう少し呑む?明日休みだし」

竜二 「呑む(笑)雫ちゃんは明日午後からだよね」

雫  「明日休む。竜二さんとゆっくりしたくて……四時からバイトは行くけど」

二人は寝室で話し、眠りについたのは夜中の三時を回っていた


昼前に竜二の携帯が鳴る

竜二は無意識にとった

竜二 「はい」

兄  「竜二?」

竜二 「うん」

兄  「今、仕事?」

竜二 「えっ、兄貴?」

兄  「なんだ、見ずに電話取ったのか?」

竜二 「うん、寝てた。今日休みとってる。今日本?」

兄  「そう、帰って来たから昼でも食おうと思ってかけた」

竜二 「夕方家に行くよ」

兄  「わかった。じゃあ後でな」

竜二は携帯の時間を見た

竜二 (昼か……)

隣に寝ている雫を見る

竜二は雫にぎゅ~と抱きついた

雫  「うーん、朝?」

竜二 「昼」

雫はパチッと目をあけた

雫の目には竜二のパジャマが視界を塞いでいた

竜二 「雫ちゃん」

雫  「ふぁい、苦しいです」

竜二 「しーずくちゃん!」

雫  「どうしたの?」

竜二 「んー、ひっついてると気持ちいいね」

雫は竜二の背中に手を回す

雫  「暖かいね」

竜二 「ん、もう少しひっついてたい」

雫  「二時までだよ」

竜二 「ん……」

竜二はもう一度目をつむった


雫  「竜二さん、起きて。二時だよ」

竜二 「うん、わかった」

身体を起こす

雫  「筋肉痛?」

竜二 「うん(笑)」

雫  「ゆっくり起きてね」

竜二 「俺、雫ちゃんを抱いてなかったっけ」

雫  「トイレ行きたくて十二時半に私は起きたよ。よく寝てたから私が動いても起きなかった(笑)」

竜二 「そっか……」

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