不思議の国のアリス探し
夢を見た……
私にとって最悪な夢だ。
夢にはお母さんとお父さんが出てきた。それと多分私。。。
真っ白い病院の中で、お母さんとお父さんは幸せそうに笑っていた。腕には生まれたばかりの私がしっかりと抱かれていた。
なにを話しているんだろうか?
私には聞こえなかった。
でもそんな二人を見ていることに居心地のよさを感じた。。。
すると突然空間が歪んだ。
次に現れたのは真っ暗闇に一人
ポツンと残された私とそれぞれ別の方向に歩く親。
どんなに叫ぼうが泣こうが二人は戻ってきてくれなかった。
寂しさと恐怖でただ泣くしかなかった――
――はっ!
私は跳び起きた。時計を見ると針は9時を指していた。
『しまった!待ち合わせ9時30分』
もう時間ないじゃん!!
慌てて支度をしようとベッドを降りようとするが…
ん?なんか手に違和感。。。
蛇とかだったらどうしよ…
(いやそんな訳ないけどね?)
ゆっくり腕を探っていくと…
『×★£#△▽∞♀☆▲〜』
私はそいつを見て絶句した…―