君はアノコと私はアイツと
よく見るとお兄ちゃんはかっこいい。

学校でモテてる理由がわかる。



そして、私も高校2年生。
お兄ちゃんは大学へ進み、1年生。
両親は海外へ転勤。
もともと両親は海外出張が多かったのもあったせいか寂しいとか、そういう気持ちは全然ない。




そして、まあ、今に至るのだが・・・。



「今日の朝ごはんはパンケーキ!!!とっとと起きろおおおおおおお!!!冷めるぞ??」

ぱんけーき・・・・ぱんけーき・・?パンケーキ!!!
寝ぼけた頭でようやく理解。

ガバッ!!

「お兄ちゃんおはよ・・・ぱんけぇーき・・・・。」

「やっと起きたか・・・。」

やっとって、起こされて5分経ってないですけどぉおおお??

「はいはい・・・ぱんけぇーき・・・食べたい・・・ふぁー・・・。」

パンケーキは私の大好物でお兄ちゃんと喧嘩しては、お兄ちゃんが償いに作ってくれることが多かった。

「準備してあるからとっとと準備しておりてこい。」

「ふぁーい・・・。」

私は制服に着替え髪を軽く整えリビングへ向かった・

「お、やっときたか。今日はお兄ちゃんお手製のいちごジャムをトッピングしてみた。」

お兄ちゃんの女子力わけてほしいと切実に思う。

「相変わらずすご・・・。」

お兄ちゃんはもちろんドヤ顔。

「だろ?食ってみ?」

ちょっと悔しい・・・。

「いただきまーす!!」

私はナイフとフォークを使いパンケーキを口に運ぶ。

「なにほえ(なにこれ)!おいひい(美味しい)!」

いつもとパンケーキの味が違った。

「今日はパンケーキの素を使わずに小麦粉から作ってみましたー!」

なんやて・・・。

「ふへえええええ(すげえええええ)!」

ほんといい兄を持ったと思う。

ありがとう。まいまみー!!!
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