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これはいわゆる「天使の翼」というやつか。

案外重いんだな、とか呑気なことを考えてみる。

翼があるということは飛べるということだろうか。

試しに翼を広げてみる。

...
....
......

これはあれだ、

生まれたての赤ん坊が歩けないのと同じように、いきなり翼を与えられても飛べるわけではないということだな。

翼があっても飛べぬのでは宝の持ち腐れである。

しかし翼があるならば是非とも飛べるようになりたい。

ここでグズっていても仕方ないので練習することにした。

しかしどのようにして練習すれば良いのか微塵も検討がつかない。

手掛かりを探すべく重い翼を引きずりながら、目覚めた場所へ戻った。
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