惑星のダンス
愛の中でなにが変わったか。

聴けばわかった。寂しくなくなった。

柔らかな歌だった。

なにが愛を変えたかは──考えたいようで考えたくないようで。

わからないようでわかっていた。

「……? なに?」

無自覚に愛を見ていたらしい。怪訝な顔をされて慌てて目を逸らす。

アイドルは恋愛ご法度。俺はアイドル。

自分に言い聞かせなければならないくらいには、天はちゃんとわかっていた。
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