アンバランスな苦悩
俺様の野望?
「兄貴
飯にするって」

弟の光汰が俺の部屋に顔を出した
Tシャツにハーフパンツを
クローゼットから引き出すと

ネクタイを緩める

「光汰、お袋の機嫌は?」

「普通だよ
兄貴の口から
スーちゃんとマコ姉の名前が
出なければ
母さんの機嫌は早々悪くならないよ」

「あっそ」

スーツのポケットにしまってある携帯を
取り出すと

メールの画面を引き出す

『我が愛しの姫へ
ただいま帰りました

今夜も窓のカギは
開けておいてね』

スミレにメールをする

スミレからの返事がすぐにきた

『窓の鍵は
閉めておきます』

可愛くないね~

でも
可愛いんだよな

可愛くて
可愛くて

我慢ができない

…けど
我慢させられて

好きだから
頑張るけれど

できるなら…

健全な男なら


そりゃ

やりたいですけど

『鍵が閉まってたら
窓、壊して入るので

よろしく~』

携帯にロックをかけると
ベッドの上に
投げた
< 1 / 114 >

この作品をシェア

pagetop