裏切りの裏には?
乃「はぁはぁ」

最近少し歩いただけで疲れてしまう。手術するにはもう少し時間が必要なんだよね。

「おい。そこの女」

乃「ビクッ。」

「大丈夫かよ。」

乃「え?」

「顔真っ青だぞ。」

乃「あ。ドサッ」

「おい!」

乃「大丈夫です」

「大丈夫じゃ、ねぇだろ。」

乃「ぅー。」

「怖ぇーかも知んねぇけど」

乃「……」

「お前らもこい!」

「「「ヘイ!」」」

薄れゆく意識の中のそんな会話が聞こえた。次に目を覚ました時見慣れない天井が見えた。左手に温もりを感じて顔を横に向けると風雅の総長がいた。
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