香りであなたを癒やします ー 王太子殿下、マッサージはいかがですか?
彼の後ろには娼館の女主人のベラや他の娼館の女達がいて、バケツリレー方式で消火活動に当たっていた。
それにあれは……。
「ヴィクターお兄様とサイモン」
ふたりとも女性を助け、介助していた。
周囲を見回せば、屈強な男達が娼館の二階にいる女の子達を救助している。
彼らはなんとなく見覚えがあった。多分パルクレールの騎士だ。
「ロイド、ある程度消火できたら、救助した女達の手当てを頼む」
「御意!」
風のように消えるロイド。
……まるで忍者みたい。
「クルミはどこか安全なところにいろ」
アレンが私の両肩に手を置く。
「私も消火活動を」
自分だけなにもしないでいるのは嫌だった。
火の中に飛び込むのは無理でも水を運ぶことならできる。
「わかった。無茶はするなよ」
“仕方ないな”って顔で彼が許可すると、私はベラさんの元に行って手伝った。
それにあれは……。
「ヴィクターお兄様とサイモン」
ふたりとも女性を助け、介助していた。
周囲を見回せば、屈強な男達が娼館の二階にいる女の子達を救助している。
彼らはなんとなく見覚えがあった。多分パルクレールの騎士だ。
「ロイド、ある程度消火できたら、救助した女達の手当てを頼む」
「御意!」
風のように消えるロイド。
……まるで忍者みたい。
「クルミはどこか安全なところにいろ」
アレンが私の両肩に手を置く。
「私も消火活動を」
自分だけなにもしないでいるのは嫌だった。
火の中に飛び込むのは無理でも水を運ぶことならできる。
「わかった。無茶はするなよ」
“仕方ないな”って顔で彼が許可すると、私はベラさんの元に行って手伝った。