ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】

「やっぱり想……かっこいいなあ……」

そして、どれだけ僕を有頂天にさせるのが得意なのか。

「そりゃ、美結の彼氏ですから? 美結にそう思ってもらえなくちゃ意味ないよ」

「いつも思ってる」

僕が握ったままだった手を、美結がつなぐ形に向きを変えた。

「本当、いつも思ってる……」

「……」

やっと、つないだ手を。

僕が護るのは、美結の笑顔と、つないだ手だ。

はぐれないように、迷わないように。

キミが一人で、泣かないように。

泣きたいときは、僕が傍にいられるように。

誰に誓うでもない。ただ、僕に誓えばいい。

キミも知らない、僕の約束。

キミを幸せにするんだ、と、自分自身に誓った。

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