ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
「どっちかつーとお前はもう喧嘩買ってたんだよ。んで、どうする? まだ何か言う? 美結溺愛の想に」
「っ、……なんでも、ない」
木崎がそう言ったことで残りの二人も戦意をなくしたようで、小走りで僕らを追い越して行った。
……なんだったんだ?
「あー、危ね。想、お前色々と無自覚すぎ」
「……どういう意味?」
尚が、やっと僕の肩に組んでいた腕を外した。
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