秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
そして、朝食後、副社長がせかすので、わたしも着替えて、高級外車に乗って出かける。

副社長がスーツなので、わたしもワンピースだ。

「わるいな。俺にあわさせてしまって。」

「わたしだけカジュアルってわけにいきませんので…。」

ほぼ開店と同時くらいに、社長のいきつけのスーツ専門店に行き、すぐに用意できるというものを2着とオーダーで1着を注文して、あとはワイシャツやネクタイを何枚かとビジネスシューズを2足、購入すると、副社長はブラックカードで支払う。

その後カジュアルなそれも多分行きつけなのだろうけれど、ブティックで普段使いようの服をTシャツや短パンなどラフなものも含めて何着か購入し、わたしにもカジュアルなワンピースとスニーカーを買ってくれた。

断ろうとしたけれど、「俺と合わせろ。」と強引に購入。
その場で、わたしもともにカジュアルな服に着替え、最後に下着専門店で下着とパジャマを何枚か購入。

そして最後に、日用品で髭剃りとかそういった男物のものを購入し終わったころには2時になっていた。

おそめのお昼にカフェに入る。

「疲れたな。」

副社長もさすがにこれだけ歩き回れば疲れたらしく、ふぅーと一息つきコーヒーを飲んでいる。

「つきあわせて悪かったな。」

「こちらこそこんな高価なもの、買っていただきありがとうございました。」

ペコリと頭を下げる。

「いいんだ。似合ってるから。髪もおろしてるし、メガネもない方が絶対いい。」

そして、一瞬いじわるそうな笑みを浮かべた気がした副社長。

「これだと俺たちカップルに見えるだろうな。」

「は?」

そのままにんまり意地悪そうに笑いながらサンドイッチを口に運んでいる。

「おまえ、いちいち赤くなるからかわいいな。」

ニヤニヤしたままそんなことを言うものだから、また一層赤くなってしまい、副社長はそんなわたしを見てクスクスと笑っている。

絶対ワザとですよね…副社長。
わたしがそういうことに免疫ないって知ってて…

と言ったところで…
免疫ないわたしにはどつしようもなく…


「それより食べたら行くぞ。ビル。」

「え?ほんとにいいんですか?」

「ああ。俺が助けてやると言った以上、中途半端にはしない。ちゃんと3件とも行って、俺の目で確認する。」

副社長は表情をキリッと切り替えて、スタッと立ち上がった。

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