秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
「は?」

「だから、このあと予定はあるのかと聞いている。」

「ありません。」

「ならば、つきあえ。ここで一緒に閉じ込められたのも何かの縁だ。」

「は?」

わたしが反論しようとしたところで、エレベーターがガクンと音をならし、再び動き出した。

セキュリティー会社がようやく到着したらしい。

結局1Fで無事降ろされ、副社長とわたしは1時間ぶりくらいに無事外の世界へ出ることができた。

なんだかんだ、やっぱりエレベーターを出られたことに、ほっとしている自分がいる。

副社長はといえば…
セキュリティー会社の人へ真剣な表情で何か話をしており、わたしは、どうしたもんかと悩んでいた。

さっきつきあえと言われていたような…。
このまま挨拶もせず帰るのは…まずい気がする…。

ぼーっとつったっていたら、副社長が話を終えてこちらにやってきた。

「さぁ早くしなさい。」

そしてすたすたと地下への階段を降り始める。

「え?あの副社長?」

「はやくついてきなさい。もう今日はエレベーターはコリゴリだから階段で行く。」

仕方なく…
わたしはあわてて副社長の後を追った。
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