桝田くんは痛みを知らない
儚くて、綺麗で、
「俺もやろーかな」
弱々しくて、それでも粘り強くて。
桝田くんに。
似てる?
「そんなこと言われたら。火、落としたくなくなるじゃん……!」
「まあ無理だな。すぐに命の灯は消える」
「やだ〜!」
「安心しろ。線香花火よりは。俺の方がつえーから」
「なにと比べてるの……!」
「はは」
暗がりの中、
「いい表情だね」
ノアさんが、カメラのシャッターをきる。
「やっと……ヨシヒサの成長記録に女の子が載るね?」
「黙れや。つーかアルバム作んな」
アルバム?
「ノアさん、桝田くんのアルバム作ってるんですか?」
「作ってるよ。オムツしてる頃から」
「見たいです……!」
「いつでも見においで〜」
「ハイ!」
「俺もやろーかな」
弱々しくて、それでも粘り強くて。
桝田くんに。
似てる?
「そんなこと言われたら。火、落としたくなくなるじゃん……!」
「まあ無理だな。すぐに命の灯は消える」
「やだ〜!」
「安心しろ。線香花火よりは。俺の方がつえーから」
「なにと比べてるの……!」
「はは」
暗がりの中、
「いい表情だね」
ノアさんが、カメラのシャッターをきる。
「やっと……ヨシヒサの成長記録に女の子が載るね?」
「黙れや。つーかアルバム作んな」
アルバム?
「ノアさん、桝田くんのアルバム作ってるんですか?」
「作ってるよ。オムツしてる頃から」
「見たいです……!」
「いつでも見においで〜」
「ハイ!」