強がりな彼女は泣き虫でした。
「だからさ、お前も無理しなくていいんだよ。泣きたい時に泣けばいいし、
ピアノが弾きたいなら、少しずつでも
いいから弾けばいい、何十年かかったっていいじゃん。それで、いつか俺にも聞かせて。」


いつも無表情だったたくみ君は
少し微笑んだように見えた。

「ありがとう。」

私を励ましてくれたたくみ君は
本当は優しい人だ。
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