緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー
「あの、何か?」

「楓馬が執着してる女がいるっていうのを耳にしたから、よーく見ておこうと思って。
そんな怯えた目で、楓馬のことも見てるの?
溜まらないでしょうね。いじめたくなるの、わかるわ」

助けを…、求められない!
せっかく彼女なら私をここから救ってくれるかもしれないと思ったのに。
彼女も彼女で危ない人じゃん。

頼ったらどんな見返りを求められるだろう。
考えただけでもゾッとする。

楓馬君から逃れられても、彼女に捕まってしまったら元も子もない。

「楓馬はね、私のものなの。
私のおもちゃなのよ。

仮に、彼が新しいおもちゃを見つけたとしても、私は彼で遊び続けることができる。
だけど、それじゃつまらないでしょ?
彼に拠り所があったんじゃ面白くないの。
とことん追い詰めてやりたいのよ。

だから、楓馬から手を引いて。
そうね。必要なら、私が所有してるホテルの一室を貸すわ。
楓馬から、逃げたいんでしょ?」
< 123 / 248 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop