緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー
「せっかく自由になれたのに、その自由を自分から手放すの?
ここに戻ってきたら、また俺にいじめられるんだよ」

「いじめてる自覚はあるんですね。だったら治してください」

「好きな相手をいじめたくなるのが俺だから。
独占欲も強いし、必要とあらば警察の力を最大限に駆使する」

「また、GPSでも付けますか?」

「そうだな。
左手貸して」

またあのブレスレットが…。
ぎゅっと握って左手を差し出す。

「そうじゃない。
手開いて」

なぜか手を開かされる。
通されたのは、オレンジのブレスレットではなくて、シルバーのリング。
薬指を凝視する。
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