緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー
荷物はどこにあるんだと騒ぐ私に、冷静に対応してくれたのは神谷さん。
「特に問題はなさそうでしたので、莉子様の荷物はすべてこちらに運んであります」
神谷さん…。問題だらけなんだけど。
てっきり、倉庫みたいなところに置かれてるのかと思ってた。
なんでこの部屋に置いちゃったの?
「なに?不満なの?
だって、俺の部屋に置いておかないと、必要な荷物だけまとめて逃げ出されても困るし。
一緒の部屋で生活したほうが何かと便利でしょ?
あぁ、広さが不満?」
いや、広さは充分すぎるでしょ。
って、そんなツッコミを入れてる場合じゃない。
これじゃ本当に逃げられない。
何も考えてないように見えて、意外と頭がキレるのが妙にムカつく。
いー!
背中に向かって思いっきり悪態をついてやる。
いつか泡吹かせて倒してやるんだから!
「特に問題はなさそうでしたので、莉子様の荷物はすべてこちらに運んであります」
神谷さん…。問題だらけなんだけど。
てっきり、倉庫みたいなところに置かれてるのかと思ってた。
なんでこの部屋に置いちゃったの?
「なに?不満なの?
だって、俺の部屋に置いておかないと、必要な荷物だけまとめて逃げ出されても困るし。
一緒の部屋で生活したほうが何かと便利でしょ?
あぁ、広さが不満?」
いや、広さは充分すぎるでしょ。
って、そんなツッコミを入れてる場合じゃない。
これじゃ本当に逃げられない。
何も考えてないように見えて、意外と頭がキレるのが妙にムカつく。
いー!
背中に向かって思いっきり悪態をついてやる。
いつか泡吹かせて倒してやるんだから!