似た者同士の恋物語
……
……
……



「はい。お仕置き」

「っつ!」



両手で唇を押さえてゆでダコになる私を見下ろして

鴻鳴先輩はいたずらっ子のように笑って


それからぎゅっと私を抱きしめる




「……うん。俺も大好き
……これからよろしくね」



すごく嬉しそうな優しい声に


慈しむような抱擁に




「……はい……っ」



嬉し涙を流しながらも



めいいっぱいの笑顔を浮かべて




鴻鳴先輩を抱き締め返した


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