ひとみ




「あー上手かった!」



久々のあたしの手料理に、啓太くんも勇介も喜んでくれた。



あたしも久々に人のために作って、なんだか嬉しかった。



食後にあたしたちはソファーに座って、テレビを見ていた。



「夏実さん、隼人と何かあったんですか?」



あたしはただ俯いた。



「あいつは何もないの一点張りだし、友里と仲良くするし。」



正直に、言えるとこまでは言おう。







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