ひとみ




『新婦入場。』



あたしは勇介の腕を持っていた。



あの後、勇介からも告白されていたけれど、あたしはお断りした。



「夏実、お幸せに。」



勇介の声とたくさんの人に見守られ、あたしは新郎の腕をつかんだ。






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