【番外編 完】愛を知らない彼
愛するということ 〜康介〜
カーテンから漏れる光が眩しくて、目を開けた。
自分の腕の中には、愛しい千花がいる。
こんなに幸せを感じられたことが、今までにあっただろうか。

人を愛することができないと思っていた自分が、これほどまでに1人の女性を好きになるなんて思わなかった。

千花は絶対に手放したくない。
どんなことをしてでも。
どんな犠牲を払ってでも。
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