エターナルリング
その後、営業部の女性主任が筆頭のもとあかねの上司はセクハラを追放する第三者委員会に引き渡され、数々の悪事がばれたようで、支社に飛ばされたのだ。

私を同期だからと言う理由で卓弥は送ってくれることになったのだが、当時はあまり会話もなく、話も弾まない状態だったが、気持ちを落ち着かせるために、遅くまで空いてる喫茶店に入ろうと提案してくれた。

「何にする?」

「ホットレモンにしようかな……。」

そんな会話をしながら注文をしてくれた卓弥はカウンターで隣に座ったあかねに“大丈夫?ちょっとは、落ち着ついた?”と労る姿を見せた。

注文した飲み物がきても必要以上に話さない卓弥が口を開いたのは、あかねが定期的に服用している薬を出したときだった。

避妊のためにではなくホルモンのバランスを整えるために、医療用ピルを服用して
いるのだが、卓弥は前者と受け取ったようで、薬を飲もうとした時に手を握り制されたのだ。

「ピル飲ませる彼氏と付き合ってんの?」

「えっ?彼氏はいないけど。」

「「…………。」」

しばらく2人の間で沈黙が続く。

「えっと。私、妊娠しにくくて…、ホルモンのバランス整えるのに、飲んでるの」

「本当、悪い……。勘違いした上に、言いにくいこと言わせて。」

バツが悪そうな顔をして、握られていた手を話し、服用するように進められた。

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