死者の声〜最期のメッセージ〜
「アレルギーを引き起こすものも食べていますね。牛乳アレルギーだったんでしょうか」

大河が藍に訊ねる。藍は「ちょっと待って」と頭に手を当てた。

「白鳥さんがこの食べ物を食べたのは、お昼頃。お米を食べているのに、ドリンクが牛乳なんて普通はないわよね」

藍がそう言うと、「確かに!」と朝子が言う。聖も頷き、大河の目が鋭くなった。

「白鳥さんの関係者に話を聞いてきます!」

藍がそう言って部屋を出て行くと、すぐに大河も後を追う。大河の表情はまっすぐだ。

「素敵な恋愛物語だね〜」

朝子が聖とニヤニヤしながら言った。
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