溺愛旦那様と甘くて危険な新婚生活を

 

 「じゃあ、次の休みが合うのは数日後だから………その時に出しに行くので大丈夫?」
 「はい。」
 「そっか!楽しみだなぁー。本当に奥さんになってくれるのかー。」


 椋は、微笑みながらソファの背もたれに体を預けながらゆったりと座った。
 

 「あの、椋さん。しっかりと決めておきたい事があるんですけど……。」
 「ん?何?」
 「家事の分担の事です。いつも椋さんがやってくれるので………。私も一通り家事は出来るので、分担しませんか?」
 「そんなに気にしなくてもいいのに。花霞ちゃんは真面目だね。」
 「………家賃とか光熱費とかまで払ってもらってて………私が家事を全部やってもいいぐらいなのに。」

 
 花霞は、椋がテキパキと仕事をこなしてしまい、気づくと彼がやり終えてしまうのが気になっていた。仕事は自分で見つけなければいけないのはわかっているが、椋は起きるのも早ければ、寝るのも花霞より遅い。一緒に寝ているはずだが、いつも仕事が片付いているのだ。
 椋が起きるのが早いのか、それとも花霞が寝た後に起きて仕事をしているのかわからないが、彼の仕事量は多いはずだった。
 たった3日目だったけれど、それはすぐにわかった。


 「お金の事は気にしないで。」
 「だったら、せめて家事はさせてください!」
 「んー……俺、料理は趣味なんだよね。だから、ご飯とか弁当は作りたいな……。」
 「では、掃除とか洗濯はやらせてくださいっ!」
 「…………ゆっくりしててもいいのに。」
 「やらせてください!」



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