CLOVER
「どうなんだ?」


ここは隠しても仕方ない。

すぐにバレることなんだし、正直に言った方がいいよね。

「同じ班ですよ。

何か問題ありますか?」


「いや…別に問題はない。」


あれ??

先生が何も言い返してこない。

いつもあれこれ言ってくるくせに…。

変なの。

「じゃあ、どうして私は呼び出されたんですか?」


「お前と櫻井が話してた内容が気になっただけだよ。

告白でもされたら、たまったもんじゃないからな。」


櫻井くんが私に告白するなんて有り得ないよ、先生。

櫻井くんは私のこと好きじゃないんだから…。

そう、あれはちょうど半年前だった。
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