偽装ウエディング~離婚前夜ですが、抱いて下さい。身ごもりましたが、この子は一人で育てます。~
朝一番のルーティンは洗濯。

私は洗濯しようと洗面ルームに行くと腰にバスタオルを巻いただけの彼が立って、髭を剃っていた。

「ゴメンなさい…出直します…」

昨日に続き彼の裸を見てしまった私はカァーと頬を染めてしまった。

「申し訳ありません…」
彼はバスローブを羽織り、出入り口で待って居る私に声を掛けて来た。

「大丈夫です…」

洗いざらしの髪をタオルで拭きながら、寝室へと戻って行った。

彼の裸を見て、心臓も早鐘を打ち鳴らす。

内側の騒がしい音を訊きながら、ドラム式洗濯機に、洗濯物を放り込んだ。

勿論、彼の着ていた衣類やボクサーパンツも一緒にお洗濯した。

< 61 / 136 >

この作品をシェア

pagetop