キミ、が欲しい



「え、どんな反応するのかなって思って」



僅かに震えた指先。
直視出来ない?
キミの右手が私の左胸を押さえてる。



「ハル……まだ怖い?」



ゆっくり顔を上げて私を見た。
うっすら汗かいてる。



「怖がらないで、触れていいんだよ?」



「うん…」



「私、ハルだけのものだから」



優しく微笑んだらそれに応えるかのように強引にキスしてきた。
今までとはひと味違う深い深いキス。
優しく胸を揉まれた。
ぎこちない動き。



違う……もっと、こう。



私の手がハルの手に重なって
服の上からじゃなくて…中に入れさせて…ブラに触れさせる。



徐々に体が密着して、ハルの上に乗ろうとしたら唇が離れて……



「せ、星那さん……俺もう…これ以上は無理です…」



え、もう終わり!?
キャパオーバー!?
泡を吹くようにグッタリしたハルは昇天してる。
ちょっとやり過ぎたのかな。



「ごめんね、ハル?おーい、大丈夫?」



まだ早すぎたか。
刺激的…だった?



うーん、こちらも前途多難です。
最後まで進めるのは果たしていつなのか!?
可愛い可愛いチェリーくんにはまだまだ段階が必要なようです。



ていうことは………



私がしばらくおあずけ??



チーン……………










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