キミ、が欲しい



「ちょっと、いつもと違うことしよっか?」



「え……」



首筋から耳元まで舌を這わせ、こう囁くの。



「一緒にイかせて……」



「う、うん」



優しくしてね……



ううん、優しくしないで……



今日は………お願い、



めちゃくちゃにして……







激しい吐息の中で何度も名前を呼んで愛を確かめ合った。
熱い体温がより身を焦がしていく。




「星那………愛してる」




「私もだよ、ハル……」



指を絡め強く握り返す。




ハル……もっと……きて。







ようやく、キミと越えた日____






「今までの男とはイかなかったんだよね?俺と初めてイったんだよね?…ってな顔してる」



「……そんなことないです」



ベットの上でイチャイチャ。



「よかったよ?」



「本当?」



「最高だった」



ウィンクしたらまた抱きついてきて……
おっと、まだ服は着てない。
そのまま胸にキスされた。



「……え?」



どうしたの?その表情。
まだ熱っぽい視線。
え、ウソでしょ。



「もう一回……いいですか?」



その瞳で……その声で言われたら、
ダメとは言えない。



「まだ……欲しい、です」



深いキスでいっぱいいっぱいだったあの頃のキミが何だか懐かしい。
一線越えるのに随分躊躇ったくせにね。



今夜はそんなキミに2回目、襲われてみようかな。



「……いいよ」



キミが最後果てるまで、
とことん付き合ってあげる………



そのかわり、
途中で音を上げても容赦しないからね………






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