日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
妃瀬 東華としての姿にゴクリと喉がなる。



「四肢がちぎれようと、


喉が無くなろうと


死にたくなろうと、私の元に帰りなさい。



あなた達の生死を握っているのは私よ


他の誰でもない、私。


だから、殺されたら私が
あなた達を殺しに行くわ」



ゾクリと背中に何かが這う。



普通のヤクザは、部下を切って張りつけ
られるものとして軽く見られる。



なのに、こいつは違う。



こいつなら、この命預けてもいいと思える。



「かしこまりました。
必ず生きて、貴方様の元へ頭をたれに来ます。」



葉那の言葉に東華は満足そうに笑う。



「貴方は?


怖気ずいた?」



「は、まさか。


武者震いだよ」



「そう、それは、働が期待できるわ」



「へ、やってやろうじゃねーか。」



「えぇ、帰ってきなさい。」



「Yes、Myレーギーナ」



誓おうじゃないか、俺の女王様。
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