日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「あー、と、授業を始める前に



転校生を紹介する」



先生の声にみんな騒ぎ出す。



「はいはい、静粛に



では、入ってください」



入ってきた男子に声が上がる



「鳴瀬 渉です。
よろしくお願いします。」



「はい、では、百合さんの横に」



軽く悲鳴が上がる。



歓声だ。



てか、なんで、



なんで渉がいるの!?!?



「はい
よろしくね、百合ちゃん。」



軽く微笑んで挨拶する渉



分かっててやってるよね?



もー、知らない。




パチリと渉と目が合う。



微笑まれて手を振る渉に振り返す。



触らぬ神に祟りなしってね。



授業が終わった瞬間
女子達が渉を取り囲む。



頑張って渉!



私は屋上へ行く!


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