日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
如月 篤紀。



あいつは俺が顔を見せた瞬間
制服の内側に手を入れ顔をゆがめた。



いつもは銃が入っているのだろう



しかも、俺の顔を知っていたとなる。



それなら



「如月篤紀は
七尾組 如月会の会長の孫です。」



「まご、か」



「えぇーーー!!!!!そうなの!?!?



てか、



なんで二人ともそんなに普通なの!?
おどろくとこじゃないの!?」



「予測していたからな」
「調べましたし」



「えぇー!!二人とも教えてくれたって
いいじゃんかー!!」



「そしたらお前七尾組か如月会に
突っ込んで行ってホントかどうか確認すんだろ」



「うん!」



「あいつはどっちにもいねぇって
分かってんのに



突っ込ませるばかはいねーよ」



「え!それって俺の事しんぱ....「次」」



「はい」



ギャンギャン騒いでいる満は無視だ。



「さっき渉が言ったように絶縁。
と見せかけてのただの別居」



「別居?」



「うん、母親と如月 篤紀だけ
ふつーの一軒家で暮らしてるようです。」



「ふーん。」
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