日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
悠月と分かれて階段を降りると虎徹がいる。



「虎徹、ご飯食べた?」



「ぅっす」



「よし、」



がん!と肩に何かが当たる



「イッ」



「姐さん!!!」



「チッ!」



さっきのは、百合ちゃん?



「姐さん、待っててください」



「え、あぁ!大丈夫だよ虎徹!!」



「でも」



「ね?」



「うっす。」



虎徹は過保護だ。



悠月に言われてるのかもしれないけど
驚くほど過保護。



「ふふ、いつもありがとーね
虎徹」



「いえ、」



「あっれー?桃華?」



「あ、渉。」



虎徹が前に出ようとする。



「虎徹。大丈夫だよ」



「あぁ、そうだね。


"白龍"のお姫様に"白虎"が近づいたらダメだね」



残念。



と言って笑うと渉は距離をとる。



そう、これが正解のはず。



渉と私の立場の違いの差。



それでも。



まだ、渉と仲良く話せると思ってた。



「渉!何しんでだよ!」



「おう、満。すぐ行く


じゃあね、桃華」



「うん、バイバイ」



遠い。



生まれて初めてこんなにも遠い。
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