ずっとやさしい手のひら・続編
小さな蕾
沖縄から帰って来て、もう3ヶ月も経っていた

沖縄に行くためたっぷり休んだ健太は仕事に追われ慌しい日々だった

朝からいなかったり、昼からいなかったりで相変わらず不規則な時間だった

でもそれにすっかり慣れてしまい、私は私なりに由里と買い物に行ったり、優香に遊びに来てもらったりと
健太が帰るまで楽しく過ごしていた

「まだこんな時間か・・・」

今日は遅くても8時まで帰るって言っていたよね

私は晩ご飯の準備に取り掛かり、キッチンに立っていた

「うっ」

なんだろう・・・

急に気持ちが悪くなり、その場にしゃがんでしまった

グラスを取り水を注ぎ、一度落ち着くため食卓テーブルに行き座った

待って・・・

私、生理が来ていない・・・

指でいつきたか数え、カレンダーを見た

やっぱりきていない

もしかして・・・

ふと、あの流産を思い出す

赤ちゃんができないかもしれないということ

それは確実ではなく、100%ではないと言われた

鼓動が激しく動きだし、これが本当だったら嬉しいこと

間違いじゃなければ私のお腹には・・・

ゆっくり顔を下げ自分のお腹に手を置いた

もし今ここにいるのなら・・・

いてくれのならきっと健太は大喜びしてくれる

でもいなかったらショックを受けてしまう

病院へ行く前に話すべきかと悩んでいた


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