[短]デレあま彼は危険がいっぱい
今日も日課のお迎え。

朝7時半に璃々を迎えに行って、会社まで送ってから自社へ向かう。

璃々はアパートから徒歩10分圏内にある、化粧品会社に就職。

璃々は今年で二年目。俺は新人。

そんな俺はその璃々の会社からさらに5分程歩いた銀行だ。

近くていいけど、困ったこともある。

それは抜け出して仕事中の璃々を堪能したくなること。

開発課の璃々は新作に勤しんでる。

あぁ、真面目に働く璃々を覗きたい。

一日中眺めていたい。

璃々は俺がモテモテだったとか言うけど、そんなことはない。

どうせ、誰かの入れ知恵だろう。

いつだって璃々だけ。

今までだって1ミクロンも璃々以外目に止めてない。

好きなもの、璃々。

趣味、璃々。

食べたいもの、璃々。

欲しいもの、璃々。

頭のなか全部が璃々でいっぱい。

はあ、駄目だ。璃々不足。

仕事始まったばかりなのに、もう会いたい。




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