ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
「なんだかいい匂いがするな」

「ルディさん!」

 仕事に行ったはずのルディが『青弓亭』に顔を出したので、エリナは驚いた。ルディは、店内に漂うバターで炒めた玉ねぎの良い香りをくんくん嗅いでから「昼飯を作っているのか?」と尋ねた。

「晩御飯の下ごしらえをしているんですよ」

「今から? ずいぶん早いな」

「ある程度仕込んでおかないと、料理を早く出せないんです。今は数人しかお客さんが来なくても、これからはきっと増えるから」

 胸を張る子猫を見て、ルディは微笑ましく思って笑った。

「そうだな。こんなにいい匂いがしていたら、今夜から客が増えるかもしれないぞ」

「えっ、それは想定外かも!」

 エリナはミメットと顔を見合わせた。

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