キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
悠が来てからずっと一緒に寝てるから。

悠君が隣にいることに、戸惑いはない。

けど……………けどねっ!!!

しっかり抱っこして…………

オデコはもちろん。

足までしっかり絡んでるのって…………………

どうして~!!!!!

「起ききってない頭で、思い出せた?
おまけに…………
ちょっと着崩れたローブが………セクシーだよ。」って。

セクシー?

着崩れ??

ローブ????

ギュッと抱きつかれた腕を、モゾモゾ外して

チラリと見下ろすと…………………。

キャ~ッ!!!!!!

お胸が…………………。

ちっちゃいけど…………。

分かりにくいけど………。

一応………唯のおっぱいが……………

チラリと覗いてる。

バッ!!と、手で押さえて隠すと…………。

「ドキドキした。」って

魔王様が………再び笑ってた。




「おはよう。」

再びの挨拶に、今度はキチンと「おはよう。」って返せた。

「もう少しで朝ごはんになるけど、起きれる?
ゆっくりしたかったら………もう少し遅くしても大丈夫だよ。」

一足先にベッドから起き、シャワーを浴びた悠君に

頭を撫でて見つめられる。

ホント………いつ見ても完璧だなぁ。

朝からスッキリ、シャッキリ行動出来て。

周りの心配まで…………。

奥さんになっても……………あまり代わり映えのない唯とは………

大違い。

そろそろ本気で起きて用意しないと………………。

眠い目を擦りながら、ローブの前をしっかり握って起き上がる。
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