キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
ペラペラ一人言を言ってたなんて………

気づかなかった。

「唯……………ありがとう。
幻滅なんて、しないよ。
あぁ~可愛い。
ねぇ唯ちゃん。
ちょっとだけ………愛を深めて…………良い?
こうなるのが怖くて………
アルコール…………禁止してたんだけどなぁ。」

自嘲気味に笑って

ソファーに唯を寝かせた。

「ちょっとだけね。」

唯の上に被さって、キスする悠君。

チュッ。

少しずつ深くなって………

ワンピースのリボンと、一番上のボタンが………

外された。

「今は、ここまでね。」

鎖骨や首、耳にキスをする。

時々、新婚旅行で感じた痛みがあったけど………

アルコールの入っている唯には、前程痛みを感じない。

「…………あん。
悠君………くすぐったい。」

クスクス笑っていたら

「これ以上は、洒落にならないから。」

そう言うと

もう一度チュッって、唇にキスをして

唯の上から退いた。

その後は、いつもの膝枕をして。

「もう、おやすみ。」って、瞼に手を添えられた。

「愛を深めたいって……………。
そんな風に思ってくれて…………ありがとう。
エッチが深める行為だって…………
そのうち教えてあげるね。」

悠君の呟きは…………

夢半分で、聞こえた。
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