放課後の続き
「当分、ここで生活するから………。
夏苗ちゃん、助けてね!」

夏苗が近所なのをいいことに。

全面的に頼ろうと考えてる、図々しい二人。

「アホ!
かなは、受験生だ。
おまけに、俺とのデートも忙しいからムリだよ!
なんたって、女の子を欲しがってるんだからな。」

俺のからかいに

「もぅ!」と可愛いく、唇を尖らせる。

だけど。

こうやって、ここでまた笑って過ごしてくれるのは………

単純に嬉しい。

あの二人を、別れさせようかとすら考えたんだもんな。

かなに甘い自分に、笑ってしまう。

これからウチで。

もっと甘い考えを伝えるつもりだ。
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