宇宙で一番☆幸せな政略結婚

 今日はあるとの定期健診の日。

 早くも今日で5ヶ月に入るあると。

 まだ性別はハッキリ判らないが、どうやら双子らしい。


 安定期に入る頃ではあるが、まだ油断できないから無理はしないようにと医師から言われている。



 寒い冬がやってきて町はクリスマスのイルミネーションが綺麗。


 
 聖竜とあるとの新居にもツリーが飾られている。


「あると、これ結婚式の写真。見た事なかっただろう? 」


 リビングでくつろいでいると、聖竜が写真を持ってきた。


 両家で揃って写した写真と、聖竜とあるとが2人で写っている写真がある。

「嫌だ、なんか私すごく無理して笑っている顔ね」

 あるとは引きつった笑顔の自分を見て、ちょっと恥ずかしそう。

 聖竜はとても幸せそうに笑っている。

「これはこれで、良い思い出じゃないか? こんな自分もいたんだって、思い返すことも必要だろう? 」

「そうだけど。できれば見たくないなぁ」

「ちゃんと受け入れてやれよ。どれも、全部あると自身なんだから」


 なんとなく深みのある聖竜の言葉に、あるとは茫然となってしまった。


「ん? 何固まっているんだ? 」

「なんだか、貴方の方が私より年上見たいに思えて・・・」

「あ? そっか? ま、いいじゃんどっちでも。それよりさぁ」


 そっと、あるとの肩を抱く聖竜。


「お医者さんに聞いたんだが。・・・無理をしなければ、してもいいって言われたぜ」

「え? 」

 あるとは赤くなった。

「い、いや。本当に無理しないで・・・その・・・浅くならいいって・・」

 言っている聖竜も照れてしまった。

「そうなんだ・・・。妊娠したら、そうゆう事。しちゃいけないんだて、思っていたから・・・」

「俺もそう思っていたけど。我慢できないじゃん。・・・俺だって、寂しいし・・・」


 ちょっと拗ねたような目で見つめる聖竜。

 そんな聖竜が可愛くて、あるとは思わず笑ってしまった。


「俺も、時々慰めて欲しいから。無理しないように、シテくれるか? 」

「うん・・・」


 ギュッと抱き合って、お互い額と額をくっつけて笑いあった。


 
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