元姫は辛くても笑う

「莉子可愛な。」

「それ、子供っぽいってこと?」

「ばれた?」


光希が子供のような笑顔をうかべる。
あ、私からかわれてる。
そう思い頬を膨らませる。
すると、ほれにきずいて光希がワタワタと焦る。


「ご、ごめ………ちょっとからかっただけ!いちごオレ奢るから💦」

「ほんと?!」

「「「「「(単純………)」」」」」


いちごオレを買って貰えると思うとすごく嬉しくなる!!
歌を口ずさんでいると、前の方に見た事のある人影が………、


「あ、れ、?葉月先輩たち………?」

「は?」

「あ、莉子ーー♪」


だっと、走り出してくる先輩。
おっとっと…………。
先輩が私に抱きつく。


「葉月、莉子にお前の重さは耐えられないぞ。」

「叶(かな)君、めちゃくちゃ失礼!!」

「な事ねぇよ。事実!ごめんな、莉子。」


いや、葉月先輩はとても軽いのに………
叶先輩絶対おかしいと思うんだけど。
という前に葉月先輩と叶先輩ラブラブ……。

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