世界No.1の総長と一輪の花 II
たくさんの人たちが、宮園さんを見た瞬間すぐに頭を下げた。
ここがどこかの暴走族の倉庫、だということは嫌でもすぐに理解できた。
…なんで宮園さんが…
そうは思っても考える余裕なんてなくて。
「増田(ますだ)」
低い声で、宮園さんがそう言うと真ん中にいた人物が顔を上げた。
金髪で、つり目が特徴の男。
「早く終わらせましょう」
宮園さんは私の首に繋がれた鎖を、増田と呼ばれた金髪男に差し出す。
金髪男はそれを、握って
「そうっすね」
にやりと笑みを浮かべた。
「来い」
鎖を引っ張られる。
それでも私の体は動かなくて、さらに強い力で鎖を引っ張られた。
途端に首が絞まって苦しくなって…いやでも体が動いた。
鎖を引っ張られたまま階段を上って2階へ。