高校生マフィア
天才達
「調べは、終わったかな?」

背後に気配を感じて、椅子にもたれたまま背後の部下にたずねた
ぎい。と俺の座っている黒くてふかふかした椅子が音をたてた

「―はい」

ぱら。と書類をめくる音を聞いた

「そっか。ご苦労様」

きい。と椅子を回して部下に向き直った
机に肘を突いて、少しだけ微笑んだ

「じゃあ――解説をお願いできるかな?」

「それでは――」





「先ず、1人は―」


さあ、これから
これから、君達が戦っていくんだ


自分達の、未来のために
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