高校生マフィア
「えーっとですね、今日は藁間さんに相談があります!!」

弁当を食べ始めると、爽樹が相談を持ちかけてきた。

「何。陸の事?」
「そう!何か…昨日、陸の家でご飯食べたんだけど」
「良かったじゃない」
「うん。それはよかったんだよ。もう有頂天だよ」
「相談は?」
「…あ、うん。何か…陸…あたしに隠し事をしているような…」
「どうして」

爽樹がかたん。と箸を置いた。

「何か…ご飯食べてたときも心ここにあらずってカンジだったし」
「ふぅん」
「隠し事ってゆうか…大変なことに巻き込まれてるカンジっていうか…」
「………」

もしかして、陸もあの怪しい男に何か言われたんじゃ

「爽樹、陸には聞いてみた?」
「ん…やんわり聞いてみたけど、「何でも無い」って…」
「そう」

沈む爽樹を見ながら、これは、1回陸に聞いてみる必要がある。と思った。
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