二兎追い続ければ二兎とも得る
気持ち良い晴れとは言い難い、微妙な天気。


時計の針が7:30を指す10秒前。


9、8、7、6、5、4、3、2、1……


プツッ


(きた……!)


<おはようございます。体育委員です。…今日の球技大会は、予定通り実施します!>


「やっっった!!!」


思わず喜びの声を上げたのは、高校二年生の宮田真央。


それもそのはずで、球技大会は日程の設定が悪く、過去10年間でも予定通りの日程で行われたことはないらしいから、相当珍しいそう。


運動は得意ではなかったけれど、クラスメイトの意外な一面が見れたり、応援を頑張れたり、ちょっとオシャレが出来たりする球技大会が、真央は大好きだった。


「着替えに行こ!クラスTシャツ!!」


「うん!ほんとに良かったあ〜」


隣で並んで歩くのは、真央と同じクラス、同じ吹奏楽部の、長谷川桃花(はせがわももか)。


同じクラスになってからより話す回数が増え、今では完全に気兼ねなく話せるようになっていた。


2人のクラスのカラーは赤。サッカーのユニフォームに似せたデザインのクラスTシャツ。


「やっぱり真央は似合うね〜!」


「えっそうかな?でも確かに、桃花はパステルカラーっていう感じはするなあ」


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